USB2BTplus セットアップ・使い方
- 各部の名称
- 用意するもの
- つなぎ方
- PCへの接続、デバイスドライバインストール
- 設定アプリダウンロード、ペアリング設定
- 入力デバイスの追加・交換
- JIS配列キーボード設定 (android)
- 日本語入力切り替え
- 特定のキー押しで接続先(スマフォ/PC)切り替え
- マウスを使うとき (iPhone/iPad iOS13)
- 親指シフト入力
- 「スマフォへキー入力」注意
- キー置換
各部の名称
- ステータスLED
消灯 未接続 紫 接続中 青 接続済み 赤点滅 入力デバイス交換、再ペアリングして下さい 青点滅 ペアリング中 赤・青 交互に点滅 USB電源に問題
青点灯+赤点滅は"再ペアリングして下さい"です
用意するもの
- スマフォやタブレットPC
- 設定用WindowsPC (インターネット接続が必要)
- USBマイクロケーブル
- (必要であれば) USBキーボード、マウス
- (キーボードとマウスなど2つ以上の入力デバイスをつなぐ場合) USBハブ
つなぎ方
- USB2BTplusは3つまでのスマフォ(タブレッドPC)、デスクトップPCをUSB2BTplusのボタンに登録し切り替えることができます。まず以下のどのケースで使うか確認し、ケース1とケース2のときはUSBキーボードやマウスをUSB2BTplusにつないで下さい。
- 設定用PCがWindows8.1のときケース2で使うことはできません。
PCへの接続、デバイスドライバインストール
USB2BTplusをUSBマイクロケーブルで設定用WindowsPCにつないで下さい。設定用PCがWindows7, Windows8.1のときは下記のデバイスドライバをダウンロードしてインストールして下さい。
Windows10はデバイスドライバー不要です。
設定アプリダウンロード、ペアリング設定
下記のリンクからBitClock設定アプリをダウンロードし、右クリック - すべて展開 して下さい。
- USB2BTplusXX.exe を起動し「接続OK」と表示されているか確認して下さい。
- 「スマフォからペアリング」又は「このアプリからペアリング」でスマフォ(タブレットPC)とペアリングして下さい。ウィザードに従ってOSを選択、ペアリングして下さい。
- (ケース2のとき) 「このPC(USB接続)」をダブルクリックし、接続ウィザードに従って接続して下さい。
- (ケース3のとき) 「スマフォへキー入力」を選択してキー入力し、スマフォへキー入力できるか確認して下さい。
入力デバイスの追加・交換
- USB入力デバイスを追加・交換するとUSB2BTplusのステータスLEDが赤点滅し、設定アプリ上で (再ペアリングして下さい) になります。設定アプリの(再)ペアリングを押し、ウィザードに従って再ペアリングして下さい。その際必ずウィザードの手順に従ってスマフォ(タブレットPC)上で登録解除を行ってください。
JIS配列キーボード設定 (android)
- キーボードでShiftを押しながら 2 を押して、" が入力されるときはJIS配列キーボード設定、@ が入力されるときはUS配列キーボード設定です。下記の手順でJIS配列キーボードを設定して下さい。
- [設定] - [言語と入力] - [物理キーボード] - [Google日本語入力] や [ATOK] などお使いの日本語入力を選択。
- [日本語 109A] を選択。
- android 6.x以前+ATOKの場合JIS配列キーボードを使えません、PlayストアからGoogle日本語入力をインストールして下さい
日本語入力切り替え
- スマフォ(タブレットPC)の各OSは下記のキー入力で日本語入力をON/OFFすることが出来ます。
スマフォOS キー入力 iPhone/iPad 半角全角 又は
Ctrl+SPACEandroid 半角全角 (Google日本語入力)
Alt+半角全角 (ATOK)MAC Ctrl+SPACE Windows 半角全角 - iPhone/iPadの例:
特定のキー押しで接続先(スマフォ/PC)切り替え
- [デバイス切り替えショートカット] を設定することで、USBキーボードの特定のキー押しで接続先(スマフォ/PC)を切り替えることが出来ます。
- 設定するスマフォ/PCに切り替えた状態 (例:Dev2)で [デバイス切り替えショートカット] を押す。
- USBキーボードから何かキーを押す (例:左alt+F10)
- 左alt+F10キーを押すことでDev2に切り替えることが出来ます。
マウスを使うとき (iPhone/iPad iOS13)
- マウスをUSB2BTplusに接続し、ペアリング設定でiPhone/iPadとペアリングして下さい。
その後 [設定] - [アクセシビリティ] - [タッチ] - [AssistiveTouch] でAssistiveTouchをONして下さい。
- マウスの反応が遅い時はAssistiveTouchをOFF、ONして下さい。
AssistiveTouch ONの状態でUSB2BTplusをペアリングすると何故かマウスの反応が遅くなる場合があります。(iOS 13.1.3) - iOS12より前のiPhone/iPadではマウスを使うことが出来ません。
- iPhone/iPadにUSB2BTplusを接続すると画面上の文字入力(キーボード、フリック入力)が表示されなくなります。USBハブを使ってUSB2BTplusにマウスとキーボードをつなぐか、「スマフォへキー入力」で設定アプリから文字入力するか、USB2BTplusの電源を抜いて下さい。
親指シフト入力
- 親指シフト入力とは
親指シフト入力は「ローマ字入力」、「かな入力」のような日本語入力方式の一つで、下記のような特徴があります。- 入力に使うキーは「かな入力」の約1/2(「ローマ字入力」とほぼいっしょ)
キーボードの端から端まで使う「かな入力」よりも無理が少ない、日本語入力中でも数字を直接入力できる。 - キーを押す回数は「ローマ字入力」の約1/2(「かな入力」とほぼいっしょ)
「ローマ字入力」は平均2回以上。 - 文字キーと親指シフトキー同時押しの練習が必要
ShiftやCtrlのような「先押し」入力も可能だが、「キーを押す回数が少ない」メリットは小さくなる。
- 入力に使うキーは「かな入力」の約1/2(「ローマ字入力」とほぼいっしょ)
- USB2BTplusでの親指シフト入力について
USB2BTplusの親指シフト入力モードでは、親指シフト方式で入力されたキーをUSB2BTplusでローマ字入力のキーコードに変換してPC/スマフォに入力します。
初期設定後は常駐アプリや専用ドライバは不要ですが、下記の制限事項があります。接続先がWindowsのみの場合はUSB2BTplusでなくblechmusik氏&ライフデポ社の「DvorakJ 親指シフトインストーラー」を推奨します。対応USBキーボード ・109 JISキーボード
ライフラボ(株)の「親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボード™」推奨
・USB2BTplusの「ケース3」 非対応対応OS
対応日本語入力下記OSの標準の日本語入力で確認。
・iPhone/iPad
・android (Google日本語入力)
※JISキーボードに対応していること (ATOK+android6.x以前は非対応)
・Windows (MS IME)
・MAC親指シフトキー スペース/変換 PC/スマフォの設定 ・ローマ字入力
・JISキーボード同時打鍵判定時間 ・シフトキー → 文字キー:無制限
・文字キー → シフト気ー:100ms詳細仕様 ・NICOLA配列規格書になるべく準拠
・親指シフト入力では:でBackSpace、Shift+0で:入力 (ライフラボ社キーボードに準拠)
・Schroll Lock LEDで親指シフト変換ON/OFFを表示制限事項 ・下記の記号の「打ち分け」はできません(JISキーボードと同等)。キーを入力後 [変換] で目的の記号を選択して下さい。
・ /
、 ,
。 .
[ 「 『
] 」 』
・Windowsとandroidでは日本語入力のON/OFFと親指シフトのON/OFFがずれる場合があります。 - 設定方法
- USBキーボードをUSB2BTplusにつなぎ、スマフォ/タブレット/PCとBluetoothでペアリング
- PC/スマフォを下記設定し確認
・ローマ字入力
・JISキーボード : androidの場合 JIS配列キーボード設定 - USB2BTplus設定アプリで[親指シフト]ボタンを押す
- OSに合わせて選択
- 動作確認
- スマフォ上で日本語入力できるアプリを立ち上げ(メール、LINE、メモ帳、他)、文字入力の状態にして下さい。
- USBキーボードから下記のキーを押してスマフォ右上の日本語入力のアイコンとUSBキーボードのScroll Lok LEDが変わることを確認して下さい。
- android、Windowsの場合
日本語入力と親指シフトのON/OFFがずれる場合があります、キーを繰り返し押して下さい。
日本語入力+親指シフト ON → [半角全角] を押す
日本語入力+親指シフト OFF → [スペース] を押しながら [半角全角] を押す
- iPhone/iPad、MACの場合
※iPhone/iPadの場合は日本語入力のアイコンは表示されません。
日本語入力+親指シフト ON → [ひらがな] を押す
日本語入力+親指シフト OFF → [無変換] を押す
- Windowsでの2キー切替設定方法
MS-IMEをカスタマイズし、[無変換] と [ひらがな] に日本語入力のOFF、ONを割り当てることで日本語入力と親指シフトのON/OFFのずれを最小限にすることが出来ます。
- [画面右下の日本語入力のアイコンで右クリック] - [プロパティ] - [詳細設定] - [変更]
- [無変換] - IMEオフ、[ひらがな] - IMEオン
- 設定アプリで [Windowsカスタマイズ (2キー切替)] を選択
- [画面右下の日本語入力のアイコンで右クリック] - [プロパティ] - [詳細設定] - [変更]
「スマフォへキー入力」注意
- iOS以外のとき
「スマフォへキー入力」はノートPCのキーボードから設定アプリ経由でスマフォ(タブレットPC)へキー入力を行うことができます。
ただし「スマフォへキー入力」機能はWindowsアプリとして動作しているため、アプリ切り替えなど下記のキー入力をスマフォ(タブレットPC)に送ることは出来ません。
キー入力 Windows機能 Win全部 OS機能キー Ctrl+ESC スタートメニュー Alt+ESC アプリ切り替え Alt+F4 アプリ終了 PrtScn全部 スクリーンキャプチャ Ctrl+Scroll ? Ctrl+Pause ? Alt+TAB アプリ切り替え Alt+SPACE メニュー表示 F10 キー送信されるが遅い Shift+F10 キー送信されるが遅い - iOSのとき
Ctrl+キーをCommand+キーに置き換えます (Ctrl+SPACE, Ctrl+TAB除く)。
下記の表はiPadのショートカットキーです(iPhoneでもSafariやメモ帳で一部のショートカットを使うことが出来ます)。灰色の項目は入力できません。※「りんご道具な生活」様の情報を参考にさせて頂きました。
またデバイス切り替えでiOS以外とiOSで切り替えとき誤動作するため、アプリの[更新]ボタンを押して下さい。
アプリ 機能 Shift Ctrl Option
(Alt)Command
(Win→Ctrl)キー iPhone ホーム ホーム画面へ移動 Command H 検索 Command SPACE Appを切り替える
※Alt+CapsLockで入力できますCommand TAB Dockを表示 Option Command D スクリーンショット(サムネイルで表示) Shift Command 3 スクリーンショット(編集状態にする) Shift Command 4 共通 日本語入力切り替え Ctrl SPACE 〇 ショートカット一覧表示 Command長押し コピー Command C 〇 ペースト Command V 〇 カット Command X 〇 全てを選択 Command A 〇 新規 Command N 〇 検索 Command F 取り消し Command Z 〇 safari ページを再読み込み Command R 〇 戻る Command [ 〇 場所を開く Command L 〇 新規タブ Command T 〇 タブを閉じる Command W 〇 Split View を開く Command N 次のタブを表示 Ctrl TAB 〇 前のタブを表示 Shift Ctrl TAB 〇 メール 添付ファイルを追加 Shift Command A 引用としてペースト Shift Command V 引用レベルを上げる Command ' 引用レベルを下げる Option Command ' 送信 Shift Command D キャンセル Command W Bccを追加 Option Command B 下書きをしまう Command M メッセージを削除 BS メッセージをアーカイブ Ctrl Command A 新規メールをすべて受信 Shift Command N メールボックスを検索 Option Command F 返信 Command R 全員に返信 Shift Command R 転送 Shift Command F 迷惑メールにする Shift Command J フラグ Shift Command L 未開封にする Shift Command U カレンダー 今日を表示 Command T カレンダーを更新 Command R 次の日、週、月、年に移動 Command → 前の日、週、月、年に移動 Command ← 次のイベントを選択 TAB 前のイベントを選択 Shift TAB 次のイベントを選択 → 前のイベントを選択 ← 次のイベントを選択 ↓ 前のイベントを選択 ↑ 日表示に切り替え Command 1 週表示に切り替え Command 2 月表示に繰り替え Command 3 年表示に切り替え Command 4 ファイル フォルダを作成 Shift Command N 複製 Command D ここへ移動 Shift Command V 削除 Command BS 最近使った項目 Shift Command R ブラウズを表示 Shift Command B アイコンとして表示 Command 1 リストとして表示 Command 2 内包フォルダへ移動 Command ↑ メモ ボールド Command B 〇 イタリック Command I アンダーライン Command U タイトル Shift Command T 見出し Shift Command H 〇 本文 Shift Command B チェックリスト Shift Command L チェック済みにする Shift Command U 表 Option Command T メモリスト検索 Option Command F 編集を終了 Command Enter pages ボールド Command B イタリック Command I アンダーライン Command U コピー Option Command C ペースト Option Command V コメントを追加 Shift Command K 単語数表示を隠す Shift Command W ルーラを隠す Command R 書類に移動 Command O Numbers 複製 Command D ロック Command L シートを挿入 Shift Command N スプレッドシートに移動 Command O 複数の行を上に追加 Option ↑ 複数の行を下に追加 Option ↓ 複数の列を前に追加 Option ← 複数の列を後ろに追加 Option → スタイルをコピー Option Command C スタイルをペースト Option Command V グラフデータを編集 Shift Command D keynote スライドショーを再生 Option Command P トランジションとビルドを表示 Option Command A 発表者ノートを表示 Shift Command P ライトテーブルを表示 Shift Command L プレゼンテーションに移動 Command O 新規スライド Shift Command N スライドをスキップ Shift Command H スライドを複製 Command D スライドをインデント TAB スライドのインデントを解除 Shift TAB スタイルをコピー Option Command C スタイルをペースト Option Command V 複製 Command D 背面へ Shift Option Command B 前面へ Shift Option Command F 最背面へ Shift Command B 最前面へ Shift Command F ロック Command L
キー置換
- 設定方法
- アプリとPIC1ソフトをver 0.994以降に更新 (USB2BTplus.zip をダウンロードしソフト更新)
- [設定・アップデート] - [Replace Keyのsetup] で設定ファイルを選択
- キー置換 設定ファイル例
CtrlCapslock.csv CTRL - CAPSLOCK入れ替え HHKBproForMac.csv HHKB pro for MAC, HHKB lite2 for MAC用 変換/無変換キー置換
HHKBproForMac.csvをExcelで編集することで任意のキー置換を行うことが出来ます。変換前、変換後のキーコードはシフトコード+キーコードで定義します。
CtrlCapslock.csvは「CTRL - CAPSLOCK入れ替え」機能のON/OFFを定義しています。このファイルを編集して任意のキー置換を行うことは出来ません。
[デバッグ開始] を押してDebugView上でキー置換の状態をリアルタイムでモニタすることが可能です。
- シフトコード(ビットマップ、複数同時押し対応)
0x00 なし 0x01 CTRL 0x02 SHIFT 0x04 ALT 0x08 WIN(MAC command)
例:
ESC 0x00 0x29 CTRL+ESC 0x01 0x29 CTRL+SHIFT+ESC 0x03 0x29 - キーコード(複数同時押し非対応)
JIS keyboard US keyboard 0x29 ESC ESC 0x3a F1 F1 0x3b F2 F2 0x3c F3 F3 0x3d F4 F4 0x3e F5 F5 0x3f F6 F6 0x40 F7 F7 0x41 F8 F8 0x42 F9 F9 0x43 F10 F10 0x44 F11 F11 0x45 F12 F12 0x46 PrtScn PrtScn 0x47 Scroll Scroll 0x48 Pause Pause 0x35 半角全角 ` ~ 0x1e 1 ! 1 ! 0x1f 2 " 2 @ 0x20 3 # 3 # 0x21 4 $ 4 $ 0x22 5 % 5 % 0x23 6 & 6 ^ 0x24 7 ' 7 & 0x25 8 ( 8 * 0x26 9 ) 9 ( 0x27 0 0 ) 0x2d - = - _ 0x2e ^ ~ = + 0x89 \ー| 0x2a BS BS 0x2b TAB TAB 0x14 q q 0x1a w w 0x08 e e 0x15 r r 0x17 t t 0x1c y y 0x18 u u 0x0c i i 0x12 o o 0x13 p p 0x2f @ ` [ { 0x30 [ { ] } 0x28 ENTER ENTER 0x39 CAPSLOCK CAPSLOCK 0x04 a a 0x16 s s 0x07 d d 0x09 f f 0x0a g g 0x0b h h 0x0d j j 0x0e k k 0x0f l l 0x33 ; + ; : 0x34 : * ' " 0x32 ] } 0x31 \ | 0x1d z z 0x1b x x 0x06 c c 0x19 v v 0x05 b b 0x11 n n 0x10 m m 0x36 , < , < 0x37 . > . > 0x38 / ? / ? 0x87 \ろ_ 0x8b 無変換 0x2c SPACE SPACE 0x8a 変換 0x88 ひらがな 0x65 MENU MENU 0x49 INSERT INSERT 0x4a HOME HOME 0x4b PageUp PageUp 0x4c Delete Delete 0x4d End End 0x4e PageDown PageDown 0x52 ↑ ↑ 0x50 ← ← 0x51 ↓ ↓ 0x4f → → 0x53 NumLock NumLock 0x54 右/ 右/ 0x55 右* 右* 0x56 右- 右- 0x5f 右7 home 右7 home 0x60 右8 ↑ 右8 ↑ 0x61 右9 pageup 右9 pageup 0x57 右+ 右+ 0x5c 右4 ← 右4 ← 0x5d 右5 右5 0x5e 右6 → 右6 → 0x59 右1 end 右1 end 0x5a 右2 ↓ 右2 ↓ 0x5b 右3 pagedown 右3 pagedown 0x58 右Enter 右Enter 0x62 右0 右0 ins 0x63 右. 右. del
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