M5Camera搭載ロボットキット
M5Stack社のM5Cameraを使ったロボットキットです。つくるっちを使ってパソコンからの遠隔操縦や、画像認識によるライントレースができます。
使い方
内容物/組み立て方/注意 (キット別)
参考
使い方
まず内容物/組み立て方/注意を参考にキットを組み立てて下さい。
【重要】注意
- モバイルバッテリーは破損や不適切な取扱いにより発煙・発火等の危険性があります、バッテリの「安全に関するご注意」に従って正しく取り扱って下さい。廃棄方法についてはこちら。
- ロボットが落下することが無いよう十分注意して動かして下さい。
- 充電が完了したら速やかに充電ケーブルから取り外し、過充電を行わないよう注意して下さい。 - WiFi設定とFirmware updateにWindowsパソコンが必要です。
- プログラミングにパソコン又はタブレットが必要です(解像度1050x650以上)、Chromeブラウザを使う必要があります。InternetExplorer/Edge/Safari/Firefoxは非対応です。
ブラウザ設定、WiFi設定
- マイコンモジュール付属のUSB Cケーブルを使って、マイコンモジュールをパソコンに接続
- こちらの手順に従ってブラウザ設定とWiFi設定して下さい。
- マイコンモジュールのLEDでWiFiの状態を確認することが出来ます。
マイコンLED 状態 消灯 WiFi未接続 点灯 WiFi接続 点滅 映像ストリーミング中
サンプル1:ロボット操縦
- サンプルプログラムを開く。
http://sohta02.sakura.ne.jp/tukurutch/#000000010
- 接続/切断を押して緑のはたをクリックして下さい。
サンプル2:顔認識、顔追従
- サンプルプログラムhttp://sohta02.sakura.ne.jp/tukurutch/#000000012
- プログラムを実行するとメッセージ「準備に時間がかかります。少しの間、操作ができなくなりますがお待ち下さい。」が出て30~60秒ほど動作が固まります。その後動画のようにロボットが顔に合わせて動きます。ロボットが机から落ちないよう注意して下さい。
サンプル3:ライントレース
- サンプルプログラムhttp://sohta02.sakura.ne.jp/tukurutch/#000000015
- ダイソーなどで売っているマーカー(大)を床面に円形に貼り付け。
- [M5Camera] - [ロボットからの映像が表示されることを確認して
- 下図の通り["色" の横]をクリック – [スポイトアイコン]クリック、ビデオ上に大きな〇が現れるので、マーカーを選択してクリック。
内容物/組み立て方/注意 (キットごと)
M5Camera用キット
- 内容物の確認
キットにはロボット本体、micro-USB ケーブル(充電用)、M5CameraF(USB-Cケーブル同梱)が含まれます。
M5CameraF同梱の灰色のパーツは使いません。 - M5CameraFの両面テープの白い保護紙をはがし、M5CameraFをロボット中央付近に貼り付けて下さい。ロボットは写真の通りタイヤが前、キャスターが後ろになります。
- M5CameraFに黄色の変換基板を奥までしっかり挿し込んで下さい。
USB-Cケーブルはそのままだとカメラが上を向いてしまうため写真の通りケーブルに折り目をつけ、挿し込んで下さい。
- ロボットの電源をONする/OFFする、電池残量を確認する
ロボットの電源ON/OFFはM5CameraFでなくモバイルバッテリ横のボタンで操作します。ボタンを1回押すと電源ON、ボタンを連続で2回押すと電源OFFです。バッテリのLEDで電源のON/OFFと電池残量を確認することが出来ます。
バッテリLED1~4 状態 消灯 電源OFF LED1点灯 残量 0~25% LED1~2点灯 残量25~50% LED1~3点灯 残量50~75% LED1~4点灯 残量75~100%
ServoKit360'用ボールキャスタ&変換基板
- 電源のON/OFF
ロボットの電源ON/OFFはUSB Cケーブルを抜き差しして下さい。
TimerCameraの場合電源がOFFになるまで約1分かかります。 - 内容物の確認
- ボールキャスタ+アクリル
- 変換基板
- H型ピン
- I型ピン x 2
- モビロンバンド x 2
- 組み立て方法
- ServoKit360の□型フレームにモビロンバンドを巻き付け360サーボを取りつけ。
- H型ピンを使ってボールキャスタを□型フレームに固定
- I型ピンを使ってマイコンモジュールを□型フレームに固定
- 変換基板にサーボを接続、右サーボを上、左サーボを下に接続。茶色の配線を写真の向き(写真手前)にする。
- モバイルバッテリをモビロンバンドで固定し、USB Cケーブルでマイコンモジュールに接続 - 対応マイコン
コネクタの向きやマイコンモジュールの一部が変換基板にぶつかるため、このキットで使うことができるマイコンモジュールは下記の通りになります。UI Flowは教時点ではカメラマイコンでのサーボモータ制御に対応してないようです。
マイコン 変換基板 LEGO互換パーツでの固定 UI Flow つくるっち TimerCamera 〇 〇 × 操縦・ライントレース M5Camera 〇 × × 操縦・ライントレース M5Camera F, X 〇 〇 × 操縦・ライントレース UnitCam × × × 操縦・ライントレース M5StickC/plus 〇 要「腕時計アクセサリー付き」 〇 操縦 M5Atom Lite/Matrix 〇 × 〇 操縦 M5Stack × × 〇 操縦 M5Stack Fire × 〇 〇 操縦 - 組み立て例
TimerCamera
M5StickCplus
M5Atom Matrix
M5Camera用キット(2020版)
- 「ロボットキット」の部品がそろっているか確認。
- モバイルバッテリー(360度サーボ、変換基板付き)
- タイヤ2個、取り付け用ネジ
- ボールキャスタ
- micro-USBケーブル(バッテリー充電用)
- 両面テープ(M5Camera固定用)
- M5Camera部品一式を確認。M5Cameraをお持ちでない場合は別途ご購入をお願いします。
- 保護シートをはがしてボールキャスタをモバイルバッテリーに取り付け
- タイヤ取り付け。
ネジでタイヤをサーボに固定して下さい、サイズ1番(No.1)の+ドライバーが必要です。
- カメラを両面テープでモバイルバッテリーに貼り付け。
- M5Cameraに変換基板とUSB-Cケーブルを接続
変換基板を奥までしっかり挿して下さい。
USB-Cケーブルはそのままだとカメラが上を向いてしまうため図の通りケーブルに折り目をつけ、差し込んで下さい。
参考
アプリでエラーが出るとき
- 現在Chromeブラウザのみ対応です、Firefox/Edge/Safariブラウザでは動作しません。
- 接続エラーのときはこちらを参照して下さい。
バッテリ廃棄方法について
- キットで使用しているモバイルバッテリはJBRC加入メーカーが製造したものです、廃棄の際はお近くの専用回収BOXにお持ち込み下さい。専用回収BOXは下記サイトで検索することが出来ます。
『協力店・協力自治体』検索 - JBRC(小形二次電池再資源化推進センター)